韓国旅行の準備リスト|出発前にやること全部【2026年版】
準備は量ではなく「順番」で決まります
韓国旅行の準備で本当に期限があるのは、たったひとつです。出発の3日前から出せる「電子入国申告書(e-Arrival Card)」。残りは早くやっても遅くやっても結果は変わりません。だから準備は「期限があるもの」と「先に決めておくと現地で困らないもの」に分けて、時期順に並べるのがいちばん漏れません。
この記事はソウル在住の筆者が、日本からの旅行者がつまずいた順に並べたチェックリストです。項目ごとに詳しい記事へのリンクを置いてあるので、気になるところだけ深掘りしてください。全部読む必要はありません。
1. 結論: 時期別チェックリスト
まず全体像です。これだけ押さえれば、あとは各項目を順に消していくだけになります。
- 1ヶ月前パスポートの有効期限を見る / 航空券・宿を取る / 泊まるエリアを決める
- 2〜3週間前入国手続きの判定——自分にK-ETAが要るのか要らないのかを確定させる
- 2週間前地図アプリを入れて日本語設定まで済ませる(グーグルマップだけでは足りません)
- 1〜2週間前支払い手段を決める / 韓国アプリの本人認証の壁を知っておく
- 1週間前通信手段(eSIM・SIM・レンタルWiFi)をどれにするか決めて申し込む
- 3日前電子入国申告書を提出(ここだけ期限あり) / 空港から市内への行き方を1つに絞る
- 当日・到着後到着ターミナルを確認 / 乗り場まで歩く / 深夜着なら別ルート
逆に言うと、この7段のうち期限が決まっているのは「3日前」の1段だけです。ほかは前倒しできます。時間が取れる人は1ヶ月前に全部終わらせても構いません。
2. 1ヶ月前: パスポートと、泊まるエリア
この時期にやることは2つだけです。パスポートが旅行中に切れないかを確認することと、どのエリアに泊まるかを決めること。
パスポートの残存期間については、韓国の入国規定と航空会社の搭乗規定が別々に存在します。「何ヶ月残っていれば必ず大丈夫」と一律に言える数字がないので、旅行中に有効期限が来ないことを確認したうえで、細かい条件は航空券の予約先に確認してください。ここは推測で数字を出さないほうが安全な項目です。
エリア選びは、あとの全部に効いてきます。空港からの移動手段も、1日の回り方も、泊まる場所で変わるからです。初めてなら明洞(ミョンドン)周辺が無難で、カフェや若い街の空気が目的なら聖水洞(ソンスドン)方面という選び方になります。
3. 2〜3週間前: 入国手続きの判定を先に終わらせる
2026年12月31日まで、日本国籍の旅行者はK-ETA(電子渡航許可)の申請が不要です。ただし手続きがゼロになるわけではありません。免除されたのは「渡航認証」であって「入国申告」ではないので、原則として電子入国申告書(e-Arrival Card)の提出が必要になります。こちらは無料です。
この取り違えが、いまいちばん多いつまずきです。「K-ETA 不要」という情報だけを見て出発し、到着してから別の申告を求められて慌てる、という形をとります。判定そのものは3分で終わるので、この時期にいったん確定させて、あとは3日前に出すだけの状態にしておいてください。
4. 2週間前: 地図アプリを入れて、日本語にしておく
韓国ではグーグルマップの徒歩・自動車ルートが十分に出ません。お店の位置は表示されても「そこまでどう歩くか」が返ってこないので、現地で初めて気づくと立ち往生します。だから代わりのアプリを日本にいるうちに入れて、日本語表示にするところまで済ませておきます。
入れておくのはNAVER MAP(ネイバーマップ)かカカオマップです。どちらも日本語に対応していますが、対応の範囲が違います。地下鉄の乗り換えや所要時間まで含めて使うならNAVER MAP、店舗検索まわりで補完するならカカオマップ、という住み分けになります。
5. 1〜2週間前: 支払い手段と、アプリの「壁」
韓国はカード決済が広く通りますが、交通機関と一部の小さな店だけは別枠です。ここを一本化しておくと現地で財布を出す回数が激減します。旅行者の実用的な組み合わせは、交通用にT-money、現金・チャージ用にWOWPASS、それ以外は普段のクレジットカード、という3層です。
もうひとつ、先に知っておくべきことがあります。韓国のアプリの多くは、韓国の電話番号による本人認証を求めます。配車、デリバリー、予約系がこれに当たり、旅行者は登録の途中で止まります。「現地で入れればいい」と思っていたアプリが使えない前提で計画を立てておくと、当日の落差がなくなります。
6. 1週間前: 通信手段を1つに決める
eSIM、物理SIM、レンタルWiFiの3択です。どれが正解かは、旅行の形で決まります。金額だけで選ぶと現地で困る場面があるので、次の3点で切ってください。
| 判断の軸 | こうなら | 向くもの |
|---|---|---|
| 使う端末の数 | 1人1台 | eSIM / 物理SIM |
| 家族・グループで複数台 | レンタルWiFi(1台を共有できる) | |
| 日本の番号 | 旅行中も日本の電話番号を受けたい | eSIM(日本の回線を残したまま増やせる) |
| 受けなくてよい | 物理SIM も可 | |
| 端末の対応 | eSIM非対応の端末 | 物理SIM / レンタルWiFi |
具体的な商品名や料金はここでは扱いません。プランが頻繁に変わる領域なので、上の3点で「種類」を決めてから、申し込み時点の最新価格で比べてください。この記事では古い金額を残さない方針にしています。
7. 出発3日前: ここだけ期限があります
電子入国申告書(e-Arrival Card)は、到着日を含む3日前から提出できます。そして提出後72時間以内に入国しないと無効になります。早すぎても出せず、出したあと予定がずれると出し直しになる——という、この旅行でいちばん扱いが細かい手続きです。だから「3日前」に固定しておくのが安全です。
- 電子入国申告書を提出する(無料)
- 提出した控えをスマホに保存しておく
- 到着ターミナルが T1 か T2 かを航空券で確認
- 空港から宿までの行き方を1つに決める
- その手段の始発・終電の時刻を見ておく
4番目が意外に効きます。到着してから比較を始めると、荷物を持ったまま案内板の前で立ち止まることになります。先に1つ決めておいて、着いたらそこへ歩くだけにしておくと、到着後の30分がまるごと変わります。
8. 当日・到着後: ターミナルと、深夜着
仁川空港は第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)で建物が別です。乗り場も、鉄道の駅も、バスの停留所も別々にあります。航空券に書かれているのがどちらかを見てから動いてください。間違えると、到着後にターミナル間の移動が1本増えます。
もうひとつ、深夜に着く便は昼と同じ手段が使えません。鉄道もリムジンも終わっている時間帯があるからです。深夜着の航空券を取っている方は、必ず先に読んでおいてください。
9. 持ち物: 日本と違うのは電源まわりだけ
服も日用品も現地で買えるので、本当に日本から持っていく必要があるのは電源まわりです。韓国は220V / 60Hzで、コンセントの形はCタイプ(SEタイプ)の丸2本ピン。日本の100V・Aタイプ(平たい2本)はそのままでは挿さりません。
| 持ち物 | 要否 | 理由 |
|---|---|---|
| 変換プラグ(C/SEタイプ) | 必須 | 形が合わないと物理的に挿せません |
| 変圧器 | 多くの場合は不要 | スマホ・PCの充電器は100〜240V対応が一般的。使う機器の表示を確認してください |
| モバイルバッテリー | 推奨 | 地図アプリを開きっぱなしにするので消費が早くなります |
| パスポート | 必須 | 有効期限が旅行中に来ないこと |
| クレジットカード | 推奨 | 広く使えます。交通と一部小店舗だけ別枠(第5章) |
| 現金(日本円のまま) | 少しだけ | 両替の方針は先に決めておく。全額を日本で替える必要はありません |
変圧器は「持っていくべき」と書かれがちですが、いま持ち歩く機器はほとんど100〜240V対応です。充電器の刻印を見て「INPUT 100-240V」とあれば変換プラグだけで足ります。ヘアアイロンなど熱を出す機器だけ、個別に表示を確認してください。
10. 時期が選べるなら: セールに当てる
日程に自由があるなら、買い物のセール時期に寄せるだけで同じ予算の中身が変わります。韓国のセールは年間である程度決まった形をしているので、先に見ておくと日程調整の材料になります。
11. よくある勘違い
12. よくある質問
Q. 韓国旅行の準備はいつから始めればいいですか?
期限があるのは電子入国申告書(到着日を含む3日前から提出)だけなので、そこから逆算すれば足ります。ただし地図アプリの用意と支払い手段の決定は日本にいるうちに済ませたいので、2週間前から動き始めると余裕があります。
Q. 2026年に韓国へ行く日本人にK-ETAは必要ですか?
2026年12月31日まで、日本国籍の旅行者はK-ETAの申請が不要です。ただし免除されたのは渡航認証であって入国申告ではないため、原則として電子入国申告書(e-Arrival Card)の提出が必要になります。こちらは無料です。
Q. 電子入国申告書はいつ提出しますか?
到着日を含む3日前から提出できます。提出後72時間以内に入国しないと無効になるため、早く出しすぎないでください。出発3日前に固定しておくのが安全です。
Q. 韓国でグーグルマップは使えますか?
店舗の位置表示などは使えますが、徒歩・自動車の経路案内が十分に機能しません。NAVER MAPまたはカカオマップを日本にいるうちにインストールし、日本語表示に設定しておいてください。
Q. 韓国のコンセントは日本のものが使えますか?
そのままでは使えません。韓国は220V・60Hzで、プラグはCタイプ(SEタイプ)の丸ピン2本です。変換プラグが必要になります。一方で変圧器は、充電器が100〜240V対応であれば不要です。
Q. 現金はどれくらい持っていけばいいですか?
カード決済が広く通るため全額を現金で持つ必要はありませんが、交通機関と一部の小規模店舗は別枠になります。T-money・WOWPASS・クレジットカードの使い分けを先に決めておくのが実用的です。
出典・確認先
K-ETA公式サイト https://www.k-eta.go.kr/
電子入国申告書(e-Arrival Card)公式 https://www.e-arrivalcard.go.kr/
駐日本国大韓民国大使館 https://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/index.do
最終確認: 2026年8月。入国関連の制度は変更されることがあります。出発前に上記の公式サイトでご確認ください。
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